仕事では、時間がなかったり、技術力が足りなかったりして、やっつけでコードを書いてしまいがち。結果、コードが汚くなっていく。コピペの重複コードとか、不適切な変数名とか。
そういうのが積み重なって、コードがわからなくなっていく。それを技術的負債と呼ぶ。とりあえず動いていても、バグ修正や仕様変更、担当引き継ぎのときに苦労することになる。技術的負債を解消することをリファクタリングと呼ぶ。地道にリファクタリングしていくほうが、その時間を新規開発に充てるより多くの場合長期的に得である。
リファクタリングは、まとめてやるととたんに難しくなる。少しずつ、こまめに、毎日やるべき。
大がかりなリファクタリングは、状況を考慮してやるかどうか決定しよう。プロジェクト終了間際にはやる必要がないかもしれない。時間がもったいないうえに、その後コード修正が無いかもしれないから。
とはいえ、リファクタリングは怖い。うっかり変更して、不具合が出るかもしれない。このジレンマを解消するのがテスト自動化。リファクタリング後にテストを行い、すべて通れば思わぬ副作用が(おそらく)ないことを確認できる。