まとめ
キーボードが壊れたので新調した。 静電容量無節点方式のキーボードで、かつ、かわいいキーキャップを使いたかった。 キーボードはNiz Atom68を購入。キーキャップをMDA Big Boneに交換した。見た目がかわいく満足している。
経緯
(以下、購入までのグダグダした心情。あまり有益なことは書いていないと思う。私は他人のこういう心情を綴ったブログ記事を読むのが好きだ。同好の士のために記す。)
従来、REALFORCE 87USWを愛用していた。英語配列、静音、アイボリーのモデルだ。見た目は以下の通り。
アロマオイルをぶっかけてしまい、使い物にならなくなってしまった。
上記REALFORCEは気に入っていた。再度購入しようとも考えたのだが、REALFORCEは2017年にモデルチェンジしている。細かなデザインが私の好みではなかったので、他を検討することにした。
私の希望は以下の通りだ。
- 静電容量無節点方式のキーボードを使いたい。
- 以前遊舎工房で見た自作キーボードのように、かわいいキーキャップを使いたい。
静電容量無節点方式だと、東プレのREALFORCE, PFUのHappy Hacking Keyboardが有名だろう。しかし気になるのがNizのキーボードだ。最近、存在感(と価格)が急上昇している。
このキーボードはとにかく多機能だ。
MX互換キーキャップが利用可能な点に私は魅力を感じた。 (後から知ったが、REALFORCEのゲーミングラインでもMX互換キーキャップに対応している模様。私は詳細調べていないが、気になる方はこちらも検討されたい。)
60%キーボードにして矢印キー付き、というレイアウトも気に入った。
以下のAtom66がAmazonの年末セール対象となっていたものの、スペースキーの長さがネックで購入に踏み切れなかった。5chの情報を拝見する限り、この商品のスペースキーは長さが4.75U。特殊な長さである。つまりキーキャップを交換したくても、スペースキーだけ交換できないということが容易に起こり得る。
というわけでNizキーボードは一度選択肢から外れた。しかし、希望を捨てきれずグダグダとYouTubeで関連動画をみていると、Nizの60%キーボードをスペースキーまで交換している動画を発見した。はて、と思い調べると、Atom68なる新製品が出ていることに気づいた。2020/12現在、Atom68は私が検索する限りAmazon.co.jpでは出品されていない。そのため気づかなかったのだ。こちらは、スペースキーの長さはおそらく6.25U。これならば後述のMDA Big Boneのキーキャップのセットと互換性がありそうだ。
キーキャップは、MDA Big Boneが以前より気になっていた。このキーキャップはいくつかのセットに分けて販売されている。2020/12現在、ネットでは一部セットしか在庫が見つからない。私はbase kitとcmy kitが欲しいのだが、在庫のある店を見つけられないでいた。自作キーキャップの知見が無いのだが、少し調べた感じ、在庫が切れると手に入れるのは難しいようだ。 (参考: https://skyhigh-works.hatenablog.com/entry/2019/03/18/130403)
こちらも諦め切れず日々情報を集めていると、たまたま中古が購入可能になっているのを発見できた。
というわけで、Atom68とMDA Big Boneを購入することにした。
Atom68はAliExpressから購入した。公式サイトからも購入可能な模様。 キーキャップは、中古のものと、KBDFansとを各々購入した。
キーキャップを交換する
交換前
交換後
ステップスカルプチャーがキー配列と噛み合わず、最右列のキーの高さがガタガタしている。
結果的に、こちらの動画で作成されたキーボードと、ほぼ同じ見た目になった。この方は、Atom68を購入された模様。スペースキーの見た目を変えるために一工夫を凝らされている。
その他
キーボード
商品名
本商品の名前が「Plum」なのか「Atom」なのか混乱した。
私はAliExpressで「Atom68」を購入した。 しかし、キーボード本体裏には「Plum」と印字されている。 また、おそらく同じ商品が、「Plum Atom 68」という商品名で出品されているのを確認している。 PlumからAtomへ商品名を変更したのだろうか?
取扱説明書
本商品は機能豊富である。 Fnキーと他キーの複合入力でこれらの機能を使うことが多い。 わかりやすくなるよう工夫されている。(おそらく)Fnキーとの複合入力時の挙動が、キーキャップ側面のアイコンで説明されている。例えば、aキー下側面に黒い左向き三角形とマウスのアイコンが記されている。これはFn+aでマウス左移動という意味だ。
私はキーキャップを交換したせいで、これらのアイコンが直ちに確認できない。 また、私は中国から購入した。届いた取扱説明書が中国語で書かれていて、内容を把握できない。
2020/12現在取扱はないものの、購入を検討される方は、国内代理店がAtom68を扱っているか確認なさることをお勧めします。
私は、以下を参考に機能を推測した。
- 英語ユーザーマニュアル Nizのドキュメントやプログラムは、Google Driveで共有されることが多い模様。
- AKEEYO日本語取扱説明書 AKEEYOは、日本の代理店と推測する。こちらの日本語取扱説明書。代理店を通さずに買っているのに、説明書だけ拝見するのは忍びない。
- ブログ記事1 「サボテンを投げつけてみる」様の記事。 Atom66の説明だが、十分類推可能。
- ブログ記事2 同じく「サボテンを投げつけてみる」様の記事。記事内にて、Atom66の取扱説明書の画像を添付いただいている。 Atom68の中国語取扱説明書と体裁が同じ。添付説明書の中国語の推測に非常に参考になった。
中国語説明書を共有します。誰かの参考になれば。
表面
裏面
キャリブレーション
使い始めてみると、"q"キーは強く叩かないと反応しない。 こちらのブログ記事と同じ事象のようだ。
上記記事と同様、キャリブレーションしたら解消した。
FAQにも載っている。FAQページの画像やGoogle Driveのリンクが切れているのが不安感を増す。
結局、 https://www.nizkeyboard.com/pages/order よりCalibrationLiteなるツールをインストール。 そこからは記憶が曖昧だが、ツールを起動して「InitialCalib」をクリックすると、qが期待通り働くようになった。
付属キーキャップの作り
付属キーキャップの作りが甘いというレビューをまま見かける。 私の手元に届いたものも、以下のような細長い欠片が、キーキャップ交換の際にいくつも出てきた。気になさる方のために情報共有しておく。